オービックが41-22でノジマ相模原に勝ち、準決勝進出を果たした。

 オービックは第2Q4分までに27-0とし、流れをつかんだ。先制は第1Q3分3秒、QB菅原からパスを受けたRB地村が、WR西村へ70ヤードのTDパスを決めたスペシャルプレー。意表をついた攻撃で勢いに乗った。

 好調なランユニットも奮闘。第2Q1分9秒にはRB李が54ヤードを走りきってTDランを奪った。

 そして、看板のディフェンス陣はパスインターセプト6回、ファンブルリカバー3回でターンオーバーを連発し、オフェンスにつないだ。

 試合中盤、ノジマQBガードナーに自身のランとパスで連続TDを奪われる場面もあったが、第3QにはWR木下からWR萩山への20ヤードTDパスという2度目のスペシャルプレーも決まり、最後まで相手に流れを渡さなかった。

 会心の勝利に古庄ヘッドコーチ(HC)は「ナイスゲーム」と選手に大きな声をかけた。そして、「正面から勝負にいって勝てた。しっかりディフェンスし、しっかり点を取れた。スペシャルプレーは準備していたものを出せた」と笑った。

 リーグ戦6位からの逆転優勝に1歩前進したオービック。準決勝では富士通との対戦が予想される。古庄HCは「しっかり注目される試合で力を出したい。(逆転Vという)ストーリーがあって良い」と舌も滑らかだった。