フランス遠征の初戦としてトゥールーズでトンガ代表と対戦し、39-6で快勝した。代表戦の白星は今年6月10日のルーマニア戦以来。トンガとの対戦成績は日本の8勝9敗となった。

 日本は前半3分にWTBレメキ(ホンダ)のトライで先制。その後もフランカーのリーチ主将(東芝)らが2トライを追加し、27-6で折り返した。後半もレメキがトライを奪うなどリードを広げた。

 世界ランキングは日本が11位、トンガが14位。25日(日本時間26日)にはパリ郊外のナンテールで同8位のフランスと対戦する。

 ◆リーチ主将の話 (トンガを)6点に抑えて勝ったことはうれしい。防御はいい部分がたくさん出た。完璧ではないが、1人1人のタックルが良くなった。(次の)フランス戦で成長した部分をぶつける。

 ◆レメキの話 攻撃は(自身の)いいところを出せた。ちょっとずついい感じになってきた。個人のタックルの課題はあるが、チームとして相手をノートライに抑えられて満足している。

 ◆田中の話 (トライを)取られそうになった場面もあったが、我慢できたところは成長している。若い選手に勝つことを分かってもらえたのは自信になるし、チーム全体として士気の上がる勝利だった。

 ◆トンガ代表・ケフ監督の話 若い選手に経験を積ませながらも勝ちにいくつもりだった。日本の出来が非常に良かった。うまく攻撃され、防御もいいチームだった。

 ◆トンガ代表・ピウタウ主将の話 日本にはわれわれの防御の裏にうまくキックを蹴られてしまった。日本は防御もセットプレーも良かった。