男子の吉永一貴(18=愛知・名古屋経大市邨高)が、2大会ぶり2度目の総合優勝を果たした。レースを振り返り「前回(の優勝時)は自分のレースをさせてもらえないままだった。でも今回は、1000メートル以外は攻めるレースが出来た」と納得の表情。優勝を引き寄せた3000メートルでは「1位しか(総合)優勝がなかったので、足がなくなってしまうんじゃないかという感覚にもなったけど、最後は気持ちで滑った」と気力で1位をもぎ取った。

 現役高校生ながら、初めての五輪切符もつかんだ。夢の舞台に気持ちは高まる。吉永は「リレーもいい状態で、メダルを狙えると思うので頑張りたい」と意気込んだ。