スポーツ庁の鈴木大地長官は12日、ソウルの日本人学校を訪問し、1988年ソウル夏季五輪の競泳男子100メートル背泳ぎで獲得した金メダルを披露するなどして児童、生徒と交流した。

 訪問前に仁川で平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)の聖火リレーに参加した鈴木長官は、聖火ランナーのユニホーム姿で講演した。五輪初出場だった84年ロサンゼルス大会では直前に緊張で体重が4キロも落ちたエピソードを明かし「試験とか重圧がかかる場面で実力を発揮するには、これ以上できないというくらい準備して本番に臨むことが大事」とアドバイスを送った。

 中学部の生徒会長、新瀬真生くん(14)は「今日は一生の宝物。2020年東京五輪も楽しみにしています」と代表してあいさつした。