北都銀行は開幕からの連勝が4で止まり、今季初黒星を喫した。暫定3位に後退した。

 第1ダブルス。昨年12月のスーパーシリーズファイナルを制した米元小春(27)田中志穂(25)組が、混合ダブルスでリオデジャネイロ五輪8強の栗原文音(28)と篠谷菜留(23)のペアにストレート負け。続くシングルスも落としたが、第2ダブルスの永原和可那(22)松本麻佑(22)組がストレート勝ちし、一矢報いた。

 元男子五輪代表の佐々木翔監督(35)は「全勝で来ていたので、秋田で待っている方々に申し訳ない」と語った。一方、永原・松本組については「0-2となっても気持ちを切らさず頑張った。良かったと思います」。この試合から約2時間後、再春館製薬所(熊本)が別会場でストレート勝ちし、日本ユニシス(東京)に並ぶ5勝目を挙げた。北都銀行のマッチ率は、上位2チームより1割劣るため、厳しい状況になった。だが、永原・松本組の完勝で、初優勝へ望みをつなぐことができた。