レギュラーラウンド(RR)1位のパナソニックが、開幕ゲームで同3位の東レに3-0(25-14、25-20、25-17)のストレートで快勝した。4季ぶりのリーグ制覇へRR1位通過のアドバンテージ勝ち点5に3を加えて8に伸ばした。

 第1セット、立ち上がりで勝負は決まった。クビアク(29)のサーブで試合をスタートすると一気に7連続得点。RRで18勝3敗の好成績を残したチームの大きな武器、サーブ力を前面に押し出して東レの守備を切り崩した。リードを許したのは第3セットの序盤のみ。川村慎二監督(39)も「初戦なので硬さがあると思っていたが、スタートからの集中力を最後まで維持して戦えたのは大きい」と、想定以上の勝利に合格点を出した。

 スーパーエースの清水邦広(31)は両チーム最多の17得点。RR終了から10日間ほどの調整期間でチーム内に浸透させてきた、サーブで崩し、しぶとくつないで得点に結びつけるコンセプトを、強烈なサーブと最後の得点の部分で体現した。それでも「いいスタートになりました。守備から攻撃につなげられた。これからも1戦1戦、全力で!」と表情を引き締めたままだった。