個人総合優勝争いでトップを走る渡部暁斗(29=北野建設)が、2位に入った。

 前半ジャンプ(ヒルサイズ=HS140メートル)で132メートルを飛び、139・5点で首位に立った。後半距離(10キロ)は2位に12秒差でスタートを切った。しかし、平昌五輪金メダルで27秒差の4位につけていたフレンツェル(ドイツ)に追い上げられ、5キロすぎから並走。デッドヒートを繰り広げたが、最後に1秒差で振り切られた。

 渡部暁は勝てば今季7勝目となり、荻原健司を上回る日本勢シーズン最多勝利数となるはずだったが、持ち越しとなった。

 山元豪(ダイチ)は10位、永井秀昭(岐阜日野自動車)は18位、渡部善斗(北野建設)は24位、加藤大平(サッポロノルディックク)は35位、渡辺剛弘(ガリウム)は37位だった。