女子バスケット強豪県同士の対戦は、千葉が82-59で愛知に勝ち、5年ぶりの決勝進出を果たした。

 もう一つの準決勝は前回初優勝した大阪が、59-40で秋田を下し、2年連続決勝行きを決めた。

 千葉が第2クオーター(Q)、怒濤(どとう)の攻撃で、愛知を圧倒した。第1Qに1人で15得点を許した愛知4番平下を抑えるため、千葉は守り方を変えた。すると、同Qの愛知は4点止まり。逆に千葉は177センチのパワーフォワード花島百香(昭和学院中2年)の3連続ゴールなど、おもしろいように得点を重ねた。

 そして、千葉に勢いを与えたのが、第2Q、第3Q連続の3点シュートによるブザービーター。ベンチは跳び上がって喜び、ムードは最高。選手は試合終了まで笑顔でコートを走りまわった。

 ■原美和コーチは「大会に入って、子どもたちがどういうオフェンスで乗れるか分かってきた」という。エース花島については「最初はおどおどしていたが、底抜けに明るい。その明るさを殺さないようにしたい」と、大阪との決勝戦を見据えた。

※■は卉の下に木