国際スケート連盟(ISU)は4日、スペインのセビリアで総会第1日の審議を行い、五輪と世界選手権におけるフィギュアの年齢制限を、現行の15歳以上(シーズン前の7月1日時点)から17歳以上へと引き上げることを求めたオランダ連盟の提案を議題から外した。イスラエル連盟が除外を要求し、投票で議案に残すために必要な賛成数に届かなかった。

 女子は、平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)でロシアの15歳、アリーナ・ザギトワが高難度のジャンプを武器に金メダルを獲得するなど低年齢化が顕著で、オランダ連盟は「シニアの世界選手権や五輪では、成熟した選手がバランスの取れたプログラムを見せる必要がある」と主張していた。