B1新潟アルビレックスBBのセンター(C)ダバンテ・ガードナー(26)の来季残留が内定したことが6日、分かった。近日中に契約合意が球団から発表される。ガードナーは今シーズン1試合平均28・7得点でリーグ得点王に輝いた。新潟の得点源には、複数球団から獲得の打診があったが、引き留めに成功。18-19年シーズンもガードナーを軸にチームづくりが進められる。

 「主砲」が来シーズンも新潟のユニホームを着る。新潟の小菅学社長(44)は「契約通りに残ってくれた」と、ガードナーの残留内定にひと安心した様子だ。

 リーグ得点王と、チーム初のタイトルホルダーになったガードナーには、シーズン後、複数の球団が獲得の意向を示していた。16-17年シーズン後に複数年契約を結んでいたが、それでも水面下で触手を伸ばすチームはあった。

 昨年10月の三遠戦でリーグの1試合最多得点記録となる47点をマークするなど、シーズンを通して安定した得点力を発揮。203センチ、132キロの体格を生かしたリング下の強さに加え、3点シュートの成功率29・5%と、ロングシュートも打てる器用さがある。争奪戦は予想されていた。

 その中で最終的に新潟と基本合意した。得点源の残留は来季のチャンピオンシップ進出を最重要課題とするチームにとって、絶対条件だった。チームの柱が決まり、「今後はガードナーに匹敵、またはそれ以上の能力を持つ外国人選手の獲得を目指す」と小菅社長は今後の補強プランを明らかにした。

 ガードナーとの両輪でチームを支えるポイントガード(PG)五十嵐圭(38)も残留を前提に交渉が進んでいる。来季2年目を迎えるSG今村佳太(22)は日本代表候補に選出されるなど、急成長。「これまで五十嵐、ガードナーと2本の柱だったが、今村が育っている。その環境だからこそ、ガードナーが残ることは大きい」と小菅社長。チームは来季に向けて骨格を固めつつある。