世界28位の錦織圭(28=日清食品)がウィンブルドン初のベスト8進出を決めた。4回戦で、同138位で予選勝者のエルネスツ・ガルビス(ラトビア)に4-6、7-6、7-6、6-1と逆転勝利した。

 錦織は初のウィンブルドン8強で、日本男子としては95年松岡修造以来23年ぶり。また、4大大会すべてで8強以上となった。準々決勝はカレン・カチャノフ(ロシア)に勝利した元世界王者のノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。

 ▽錦織圭の話 いやあ大変な試合でした。出だしはそんなに良くなかった。どうなるかと。2セット目からは自分のテニスを取り戻せた。2つのタイブレークをとれたことも大きかった。タイブレークではセットポイントを取り切れず、相手に2回くらいセットポイントを握られた。苦しかった。よくしのげた。エイト(ベスト8)に入れたことは、1つの壁を破れた。これから、どんどん進んでいけたら。