東京五輪新競技スポーツクライミングのW杯(ワールドカップ)ボルダリング最終戦(17、18日)が行われるドイツ・ミュンヘンに向けて、野中生萌(21)、藤井快(25=ともにTEAM au)らが15日、羽田空港を出発した。

 野中はボルダリング年間女王の座もかかった最終戦に向けて「めちゃくちゃワクワクしてる」とはじけるような笑顔。今季6戦を終え、優勝1回、2位が5回。「今までは年間優勝を目標にしていてもねらえない位置にいた。今回は初めての経験なので楽しみですね」と期待をふくらませた。

 ジャカルタ・アジア大会にも出場する藤井は「ミュンヘンは今シーズンの最終戦なので、何とか傷痕を残したい。中国(での第3、第4戦)以降決勝に残れていないので、決勝に残ること」との目標を掲げた。