新極真会主催の第50回記念全日本空手道選手権の最終日が14日、エディオンアリーナ大阪で開催された。

男子は島本雄二(28=新極真会広島支部)が決勝で山本和也(24=同東京東支部)を破り、4度目の優勝を2連覇で飾った。来年の全世界選手権の日本代表入りも決定。「記念すべき50回大会で優勝できてうれしい。エースとして全世界選手権に出場するのは最低条件だった。来年は(全世界の)2連覇を取りに行く。もっとフルコンタクト空手を盛り上げたいと思います」と宣言した。

女子は久保田千尋(21=久保田道場)が連覇を狙った南原朱里(19=新極真会福岡支部)を下し、新極真会所属の選手以外では史上初の女王に輝いた。昨年の決勝で敗れた南原にリベンジを果たし、他流派として初優勝という快挙を達成した久保田は「自分の中では楽しく戦えました。高校に上がってから全日本(のタイトル)を目指して頑張ってきたので、優勝できてうれしいです」と喜びをあらわにした。