日本男子の11大会連続の個人総合連続メダルの歴史が途切れた。右足首痛を抱える内村航平(29=リンガーハット)が、棄権した前回に続き出場を断念する中、個人総合昨年銅メダルの白井健三(22=日体大)が84・531点の7位、萱和磨(21=順大)は84・765点の6位に終わった。アルトゥール・ダラロヤン(ロシア)が87・598点で初優勝。2連覇を狙った肖若騰(中国)が2位、ニキータ・ナゴルニー(ロシア)が3位。01年は日本協会が選手派遣を見送ったため、同種目でメダルを逃すのは95年以来23年ぶりとなった。

水鳥寿思監督(38)は「中国とロシアは強いと思っていたが、予想以上に差があった。東京(五輪)に向けて、危機感を感じました」と厳しい表情で語った。この日は1つ1つの演技を丁寧に、力強くこなし、Eスコア(実施点)を稼いだ選手が上位を占めた。新しい流れの中で、「正確で、後半でもぶれない体操を作るため、基本的な部分をもう1度トップの選手でもやっていく必要がある」と今後の強化策にも言及した。

もともと白井はEスコアではなく、Dスコア(演技価値点)を重視するスタイル。この日の結果を受けても、白井は自分のやり方を「やめるつもりはまったくない。技をやめてまで評価を高くしたくない」とした。

水鳥監督は「彼のやり方、プライドもある。すごく難しいところで、そういったところを貫くことも大事だし、一方で変えていかないといけない部分もある。すり合わせをしていく必要はある」と話した。