フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦フィンランド大会で優勝した羽生結弦(23=ANA)が5日、ヘルシンキの会場で行われたエキシビションに参加した。

大トリで登場し、松任谷由実作曲の「春よ、来い」を披露。1回転半をゆっくりと跳ぶディレイドアクセルを入れた優雅な滑りで満員の観客を魅了し、大きな歓声を浴びた。

今大会では、ショートプログラム(SP)、フリー、合計ともに今季のルール変更後の最高点をマークして、優勝。シニアデビューから8季連続で逃してきたGP初戦勝利を果たした。エキシビション直前には取材に応じ、「やっぱり勝たなきゃ自分じゃない。負けるのは絶対嫌なので、しっかり練習しないとと思っています」と2週間後のGPロシア杯(16日開幕、モスクワ)に向け、力強く抱負を語った。