2020年東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会は21日、大会予算第3版(V3)について、昨年のV2と変わらず総額1兆3500億円と公表した。都内でも40度以上を記録した酷暑を受け、暑さ対策費などを計上したが、減額した部分と相殺し、V2と同額となった。

大会組織委員会の予算6000億円の中身は各項目で増減があった。大会運営にかかるオペレーション費と管理・広報費でそれぞれ50億円、輸送費で100億円増となった。

オペレーション費では食品安全対策費が増加要因の1つ。まさしくこれが暑さ対策に当たる。食品を安全に提供するため、これまで以上に冷凍・冷蔵を厳重に管理する必要が出てきた。

一方、これまで調整費などとしてきた項目で200億円減額し、総予算の増減を0円とした。