ショートプログラム(SP)7位と出遅れた友野一希(20=同大)がフリーで意地を見せた。

冒頭で4回転サルコーに2回転トーループをつける連続ジャンプに成功。SPでの転倒からしっかり修正し、フリーでは3位の154・37点、合計227・46点で4位と順位を上げた。

「SPから反省すべき点を改善できたことは自分を褒めたい」と胸を張った。ただ、無心で戦えた昨年までと違い、今年は重圧にのみ込まれ、自身で日本の3枠を死守した世界選手権は補欠に。「今後は自分に打ち勝つ力をつけたい」。言葉には実感がこもっていた。