競泳男子の瀬戸大也(24=ANA)が、ライバル萩野との今年初対決に勝利した。26日、静岡・浜松市内で行われた浜名湾長水路選手権の200メートル個人メドレーで直接対決。最初のバタフライで先頭に立つと、そのままトップを譲らずフィニッシュ。自己ベストに0秒14差の1分56秒98と好タイムをマークして、萩野に1秒69差をつけた。

瀬戸は「あまり体が動かない感覚だったから自己ベストに近いタイムでびっくり。自分のイメージよりも実力がついている。公介(萩野)がいると気が引き締まる」と口にした。萩野との直接対決は前日25日、新幹線で移動中に知ったという。「公介は出ないと思っていて。『え、マジで』と。もうちょっと練習しておけばよかったとか思いました」と苦笑い。萩野が得意な背泳ぎを終えてもリードを奪っていたことについて「リードされても焦らずに、と思っていたら、リードしたままいけた。自信になっている」と喜んだ。

昨年は4月の日本選手権で優勝がなかった。「去年は全部2位だったので、今年は全部1位になるようにしたい。今年1発目の(直接対決の)レースとしてはよかった」と口にした。