12年ロンドンオリンピック(五輪)の競泳男子200メートル平泳ぎ銅メダリストの立石諒さん(29)と00年シドニー五輪の競泳女子400メートルメドレーリレー銅メダリストの田中雅美さん(40)が12日、東京・有明で行われた東京オリンピック開幕500日前イベントに出席した。

着々とオリンピック開幕へのカウントダウンが始まる。17年に現役を退いた立石さんは「選手の時とは違ったワクワク感、ドキドキ感がある。言葉で聞くと500日は長いが、あっという間にくる。選手は1日1日を大切にして欲しい」。田中さんは「決まった時は結構先だなと思っていましたが、あっという間に500日。足音が聞こえてくる状況になった。選手は悔いのない形でやり切って欲しい」と話した。

「みんなの駅伝2019」と題され、東京臨海副都心まちづくり協議会が主催する各チーム1人2キロを走るイベント。体操、水泳、スケートボードなどの多くの種目が実施される江東区の機運を上げようと開催された。東京五輪のマスコットのミライトワも訪れ、会場を盛り上げた。一般ランナーのチームに混じって第一走者を務めた立石さんは「2キロを泳ぐより、走る方が100倍きつかったです」と苦笑い。スターターだった田中さんは「(立石)諒はいつ帰ってくるんだろうと心配になりました」と振り返った。