女子200メートルバタフライで、長谷川涼香(19=東京ドーム)が、2分7秒44で2年ぶり2度目の優勝を飾った。

5日の予選は2分9秒22で全体トップ。「自分の感覚よりもすごくて最後までいい感じ。9秒台は自分の感覚よりも速かった。準決勝では派遣(標準記録2分7秒49)をきるぐらいで。世界を考えたら、準決勝で抑えてられない」と話していた。その言葉通りに5日午後の準決勝で2分7秒12をマーク。全体2位の大橋に2秒以上の差をつけていた。それでも「(大橋)悠依さんも全力ではないと思う。競った時に勝たないと世界では通用しない」と気を引き締めて決勝に臨んでいた。

リオデジャネイロ五輪代表で、自己ベストは2分6秒00。しかし昨年は、2分7秒台が出せずに苦しんだ。日本選手権も2位に沈んで「タイムが出ない理由がわからない」と何度も困惑していた。昨夏のパンパシフィック選手権も表彰台まで2分8秒70で精彩を欠いて、表彰台まで0秒30差の4位だった。苦しい時期を乗り越えて復活した。