【パリ=吉松忠弘】世界1位の大坂なおみの快進撃がついに止まった。ダブルス世界1位で、同42位のシニアコバ(チェコ)に、全く反撃する力もなく、4-6、2-6の77分でストレート負け。18年全米から続いていた4大大会の連勝が16で止まるとともに、18年全米、19年全豪に続く4大大会3大会連続優勝はならなかった。次戦は、17日開幕の英バーミンガムの大会で芝コートの初戦となる。主な一問一答は次の通り。

-どのぐらいがっかりしたか。

大坂 1から10のレベルで言えば、100よ!

-1回戦と同じく緊張したのか。

大坂 ほかの4大大会は楽しめたけど、今回は、ずっと張り詰めていた。

-試合中はどんな感じだったか。

大坂 最初の2試合は頭が痛いだけだったけど、今日は疲れもした。

-何が重圧だったのか。

大坂 とにかくいろんなものが重荷になった。テニスを知らない人は、ランキングを見て判断する。でも、500万位の選手でも、ある日、強い日があるの。

-ストレスをどうやったら解消できるか。

大坂 ベストのクレーコートシーズンだったことは間違いない。前向きにとらえたい。とにかく今度は芝のシーズン。上を向くだけよ。