84年ロサンゼルス五輪銅メダル、04年アテネ五輪銀メダルの山本博(56=日体大教)が、壮年男子の部(40歳以上)で優勝した。予選を655点で1位通過。同3位通過の木下征史(ゲイン)との決勝では、最終セットまでもつれ込む接戦を制して、9回目の優勝を果たした。一般の部での11回と合わせて通算20回目の優勝。

「準々決勝で(30点を2連続で出して)良い感覚をつかむことができ、決勝でもそのイメージをもう1度出せるように臨んだ。最後のショット次第ではシュートオフになる状況で、10点を出せて勝てたのが良かった」と山本。もっとも4月に両腕にしびれが出て、胸郭出口症候群と診断された影響もあってか「試合内容は右手が全く使えず、点数をまとめることができなかったのが悔しい」と満足はしていない。

昭和で銅メダル、平成で銀メダルを獲得し、20年東京五輪で令和での金メダルを目標にしている。「秋に行われるナショナル選考会の出場枠16人に入れるように、シーズンベストを更新していきたい」と、もう1段階上へのステップアップに意欲を見せた。