世界7位の錦織圭(29=日清食品)が、完全に実戦感覚を取り戻した。1回戦では、前哨戦2大会を1回戦負けした試合勘を取り戻したかったが、第2セットで相手が途中棄権。消化不良に終わったが、この日は、同108位のブラッドリー・クラーン(米国)に6-2、4-6、6-3、7-5と勝ちきり2年連続6度目の3回戦に進んだ。

第1セットを先取し第2セットも順調に4-2とリードを奪ったが2連続ブレークを許して同セットを落とした。錦織は第3セットに入り悪い流れを断ち切って奪取。第4セットは5-1から追いつかれたが何とか白星をもぎとった。

3回戦は、同32位のガリン(チリ)-同38位のデミノー(オーストラリア)の勝者と対戦する。

▽錦織圭の話 (勝てて)ほっとしています。(第4セットは)5-1からまくられたので、そこからかなり集中力をあげた。5-5からしっかりプレーするように心掛けた。(今日の)出だしは良かった。第2セットで彼に押されてディフェンスが増えたので第3、第4セットでは、なるべく自分から攻めようとプレーした。(降雨の中、錦織は屋根付きコートでの試合に)雨の中、自分だけ試合ができた。(コートは)やりやすかった。多くのお客さんの中でやれて楽しかった。

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