8月31日、F1第13戦ベルギーGPのサポートレースとして開催された直下のカテゴリーFIA F2のレース1で、22歳のフランス人ドライバー、アントワーヌ・ユベールが事故に巻き込まれ死亡した。

スタート直後の2周目、難所として知られるオールージュの急坂を登り切ったところで1台のマシンがスピンを喫し、それを避けたユベールはバリアにクラッシュ。跳ね返って静止しかけたマシンに後続車が直撃し、両者のマシンは激しい損傷を負った。

マシン側部に衝突を受けたユベールはメディカルセンターに搬送されたものの、事故から1時間半後の18時35分に帰らぬ人となった。詳しい死因は明らかにされていない。昨年FIA F2の下位に位置するGP3でチャンピオンに輝き、ルノーの育成プログラムの筆頭ドライバーとして将来が嘱望されていたドライバーだった。

衝突したファン・マヌエル・コレアも車体前部に激しい損傷を受け重症を負ったものの、リエージュ大学病院に搬送され容態は安定している。