【トリノ(イタリア)4日=佐々木隆史】憧れの舞台で、ついに大技を解禁した。
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ上位6人、6組で争われるGPファイナルに出場する男子の羽生結弦(24=ANA)が公式練習を行い、17年11月のNHK杯で負傷して以降、封印してきた4回転ルッツを着氷した。憧れのエフゲニー・プルシェンコ氏(ロシア)が金メダルを獲得した06年トリノ五輪と同じパラベラ競技場で、男女通じて最多となる5度目の優勝を目指す。
羽生の主な一問一答
-入った時に会場を見渡していたが
羽生 「ここ見ていたところだな」って思って。本当はアップの前に見に行こうかなと思ったんですけど。アップする時にワクワクが止まらなかった。
-コンディション調整を鍵にしている
羽生 日によって変わる。だから、氷にも合わせていかないといけない。今日が良ければ全部いいっていうわけではない。ある意味、細心の注意を払いたい。機械よりも繊細なので。
-休みながらもやることはやってこれたか
羽生 自分の中でどうかなって思うような1週間だったけど、回復に努められたということは良かったと思う。NHK杯の疲れがやっと取れてきて、良い感じになってきている。
-久しぶりのファイナル
羽生 フリーはフリーなので、まずはショートに集中していきます。