女子決勝でJX-ENEOSが83-53でデンソーを圧倒し、史上2チーム目の7連覇を達成した。24度目の優勝は最多記録を更新。この試合で11得点、10リバウンドの「ダブルダブル」を記録してMVPに選出された渡嘉敷は、「チーム全員で勝ち取った優勝」と胸を張った。

JX-ENEOSは1点差に迫られた第1クオーター(Q)終盤、宮沢が3点シュートを決めて流れを渡さず、第2Qでは堅い守りで相手のエース高田を封じた。渡嘉敷は「高田選手を止めなればいけないと言うことで、今までで一番しんどかった」と振り返った。前半を44-27で折り返したチームは、後半さらにリードを広げた。

12月5日のファイナルラウンド組み合わせ抽選で渡嘉敷は、「チームディフェンスから走るバスケットを展開したい。令和初の皇后杯を取りに行く」と宣言していた。その言葉通り、堅守と運動量を武器に令和でも頂点に立った。