日本男子のプロテニス選手が、自ら大学生やジュニアの援助に乗り出し、自ら大会を開催する。18年12月に発足した全日本男子プロテニス選手会は17日、都内で会見。8月1日に、首都圏で、公募で選んだ学生とジュニアのトップ選手6人とトッププロ6選手の団体戦「+POWER CUP」を、無観客で行うと発表した。

同選手会の添田豪代表理事は「ジュニアや学生の試合がなくなり、プロへ自分をアピールする場がなくなった」と、高校総体や学生リーグ戦などが、新型コロナウイルスの感染拡大により中止や延期になったことを指摘。「その彼らに、場を与えたかった」と、構想4カ月で実現にこぎ着けた。

出場トッププロは、添田を含め、日本NO・2で世界48位の西岡良仁(ミキハウス)、同90位の内山靖崇(積水化学)、同155位の伊藤竜馬(北日本物産)ら、そうそうたるメンバーだ。ジュニアや学生にとって、最高の手合わせとなる。内山は「若い選手に試合をできる機会を与える場ができて良かった」と喜んだ。

また、今大会では。「明日につなぐ応援プロジェクト」と題し、参加選手のサインが入った公式Tシャツを販売。売り上げを、医療従事者に寄付する考えだ。詳細はwww.pluspowercup.jpを参照。