バスケットボール男子日本代表の馬場雄大(24)が、オーストラリアのプロリーグ(NBL)に移籍することが決まった。

所属先となるメルボルン・ユナイテッドが19日に契約を発表した。馬場はチームを通じ、「この機会を与えていただいたことに感謝し、勝利に貢献できるよう頑張る。数年前からオーストラリアNBLを追いかけていた。このようなエリートリーグでプレーすることが楽しみ」とコメントした。

馬場は昨秋に米NBAマーベリックスと契約。その後、傘下チームにあたるレジェンズと契約を結び直し、下部Gリーグでプレーした。新型コロナウイルス感染拡大の影響によりシーズン途中で打ちきりとなるまで41試合(うち先発5試合)に出場し、1試合平均6・3得点だった。

NBLは例年10月から4月にかけてリーグ戦が行われ、ニュージーランドに本拠地を置くチームを含め9チームが参加。18-19年シーズンには日本代表の比江島慎(宇都宮)がブリスベン・ブレッツに所属した。馬場が入団するメルボルン・ユナイテッドは19-20年シーズンは15勝13敗の4位だった。

◆馬場雄大(ばば・ゆうだい)1995年(平7)11月7日、富山市生まれ。富山・奥田中では後輩の八村塁(NBAウィザーズ)とチームメート。筑波大在学中の17年にBリーグのA東京に入団し、新人王を獲得。チームの連覇にも貢献した。17年に日本代表デビューし、昨年のW杯は5試合に出場。198センチ、90キロ。ポジションはスモールフォワード。