日本バスケットボール協会は14日、日本代表クラスの選手らが登場するイベント「バスケットボールアクション2020ショーケース」(16日、国立代々木競技場第一体育館)に向け、オンラインで会見を開いた。

イベントでは、男女の5人制日本代表選手らが変則ルールの紅白戦などを行う。女子5人制代表主将の高田真希(デンソー)は、「テーマは坂本九で」と突如宣言。その代表曲『上を向いて歩こう』にちなみ、「バスケットのリングは3メートル5センチ。自分たちより上にあるリングを見続けて、シュートを打っていきたい。ファンの方々に勇気と元気を与えられれば」と、独特の言い回しで健闘を誓った。

男子5人制主将の篠山竜青(川崎)は「世の中の状況がめまぐるしく変化するなか、イベントが無事開催できるかという思いはあった」と明かしつつ、「先ほどの高田さんの『上を向いて歩こう』で目が覚めた。高い意識で準備していく」と意気込んだ。

男女3人制の紅白戦も実施される。男子3人制代表候補の小林大祐(B2茨城/宇都宮EXE)は「カテゴリーの垣根を越えて1つになれれば」とイベントの意義を強調。女子3人制代表候補の篠崎澪(富士通)は「こんな状況の中でバスケットができることに感謝し、プレーで勇気を与えたい」と話した。

車いすバスケ代表候補の豊島英(WOWOW、宮城MAX)は、「この企画に加えてもらったことが新しい時代の幕開け。画面越しに自分たちを見てもらえたら嬉しい」。当日は競技のデモンストレーションを行う。

イベントは無観客で行われ、インターネットでライブ配信される。【奥岡幹浩】