京都府亀岡市に今年新設された「サンガスタジアムbyKYOCERA」で30日、初めてのラグビーの試合が行われた。

スタジアムはサッカーのJ2京都が本拠地として利用。4月には亀岡市ラグビー祭として、同大-立命大を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で中止となっていた。

この日は有志が試合を運営。昨年度の全国高校大会準々決勝と同カードの京都成章-常翔学園(大阪)が行われた。前半2分、同7分の連続トライで主導権を握った常翔学園が、34-22で強豪同士の交流試合を制した。

地元の亀岡高出身、京都成章の湯浅泰正監督(56)は「光栄です。この大変な状況の中、いろいろな方のご尽力で開催できました。子どもたち、ロッカーに入って驚いていましたよ」。SO辻野隼大主将(3年)も「初めてのラグビーの試合で、少し緊張しました。こういうスタジアムでやる経験はない。天然芝で、すごく貴重な時間でした」と満面の笑みで振り返った。