2度の4大大会優勝を誇る世界ランキング9位の大坂なおみ(22=日清食品)が同21位のコンタベイト(エストニア)との女子シングルス4回戦で、トレイボン・マーティンさんの名がプリントされた黒いマスクを着用して入場した。

今大会は人種差別に抗議するマスクを決勝まで想定し7枚用意。7枚すべてに違った名前がプリントされており、4戦目は12年にフロリダ州で射殺された当時10代の黒人男性の名があった。

この事件は容疑者に無罪評決が出たことを受け、SNS上での#BlackLivesMatterといううねりの発端となった。

一連の抗議行動に、大坂は「(マスクは)7枚でも少ないが、全部、見せたい」と口にしている。