世界1位の国枝慎吾(36=ユニクロ)が、今季4大大会で初めて敗れた。

同4位で、16年リオ・パラリンピック銅メダルのヨアキム・ジェラール(ベルギー)に5-7、6-2、4-6のフルセットで敗退し、4大大会の連勝が7で止まった。「久しぶりに4大大会の負けを味わい、悔しい思い」と、今季4大大会全制覇を逃したことを残念がった。

国枝は、今季、この試合前までで13勝1敗。全豪前哨戦で敗れた1敗だけだったが、それがジェラール相手だった。「ムラがある相手。今日は当たっていた」と、積極的な相手に、やや守備的にプレーした。

それも、赤土の大会はぶっつけ本番。相手は前哨戦で戦い経験をしての今大会だっただけに「クレーの難しさを味わった」。それでも、「今年はいい年ではあった」と、全豪、全米を制したプレーの充実ぶりを振り返った。

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