新潟の小学6年生、中井亜美(12=アイビスSC)が優勝を飾った。ホームリンクでの大会で87・98点を記録。6月30日時点で11~12歳のカテゴリーで頂点に立ち、全日本ノービス選手権(23~25日、ALSOKぐんま総合スポーツセンターアイスアリーナ)に臨む。

冒頭では転倒したもののトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に挑戦。回転不足判定となったが「全日本(ノービス)までにきっちり回って、降りられるようにしたいです」と笑顔を見せた。3回転ルッツ-3回転トーループ-2回転トーループの3連続を決めるなど地力を示し「ジャンプは浅田真央選手、表現力は紀平梨花選手を目標にしています」と力を込めた。

4日に行われた近畿選手権では島田麻央(11=木下アカデミー)も3回転半に挑み、成功はならなかったが、105・25点で頂点に立った。全国で飛躍する同世代に中井は「やっぱり他の選手たちもスケーティングがうまいし、ジャンプもうまい。トリプルアクセルも他の地方の選手が降りたりしているので、負けずに練習して、回って降りられるようにしたいです」。26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪を目指す世代にも、注目が集まる。