スピードスケートの全日本距離別選手権は23日、長野市エムウエーブで開幕する。18年平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)女子500メートル金メダルの小平奈緒らが22日、会場での前日練習に臨み、入念に氷の感触などを確認した。

   ◇   ◇   ◇

女子1500メートル世界記録保持者の高木美帆(日体大職)は、複雑な思いを口にした。「この状況で開幕戦を開催できることは非常にありがたい。喜びを感じている」と感謝したが、コロナ感染の現状を踏まえ「(感染)状況がよくなっているわけでもないため葛藤の気持ちもある」と話した。22年北京五輪に向けた国際大会の開催は不透明な状況のため「少ない貴重な機会を大事にしたい」と気を引き締めた。