10月24日、F1第12戦ポルトガルGP予選が行なわれ、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得した。自身通算97回目のポール獲得。

直前のフリー走行中に発生した排水溝の蓋が外れる問題のため30分遅れでの予選開始となったが、各車ともコンディションの不安定な新舗装路面と硬いタイヤに苦しみ、メルセデスAMGはQ3最後に最も柔らかいソフトタイヤではなくミディアムタイヤでのタイムアタックを決断。フリー走行1回目から予選Q2まで全てのセッションでトップに立っていたのはバルテリ・ボッタスだったが、ハミルトンはタイヤへの熱入れを考慮して2周連続のアタックを行ない、その最後のアタックラップでボッタスを0.102秒差で逆転してポールポジションを獲得した。

「今週はバルテリがずっとセッショントップだったしとても速かった。Q3の最後は彼を破るために2回アタックを選んだんだ。タイヤが硬くて熱が入らないし、ソフトタイヤで行くかミディアムタイヤでいくかの選択肢もあったけど、エンジニアとともにデータを分析して決めた。とても難しい予選だったよ」(ハミルトン)

レッドブル・ホンダはマックス・フェルスタッペンが3位、アレクサンダー・アルボンが6位。アルファタウリ・ホンダはピエール・ガスリーが9位、ダニール・クビアトが13位に終わった。(米家峰起通信員)