東京オリンピック(五輪)柔道男子90キロ級代表の向翔一郎(24=ALSOK)が、体重無差別で争う全日本選手権(12月26日、東京・講道館)に推薦枠で出場する意向を示していることが明らかになった。

男子代表の井上康生監督が5日、オンライン取材で明かした。従来、重量級以外の推薦枠は、前大会の1、2位か世界王者のみだったが、コロナ禍の影響で国内外の大会開催が不透明になり、大会の価値を維持するためにも五輪代表に出場権が与えられた。井上監督は「全日本選手権は無差別の挑戦が大きな魅力。軽い階級がどう挑むか見てみたい」と期待した。

男子代表は今月2~7日まで天理大で強化合宿を実施。6日には実戦感覚を養う目的で天理大の学生と練習試合を予定している。