東京オリンピック(五輪)の卓球男子シングルス代表の張本智和(17=木下グループ)が5日、今季初めてTリーグの試合に出場した。所属する東京は1-3で琉球に敗戦。張本も腰痛の影響もあり戸上隼輔に2-3で敗れた。

先月、中国で2つの国際大会を戦った。帰国後の同23日の練習で腰を痛め、そこからはほぼ練習ができなかったという。それでも「自分自身で出場を決めた」と後悔はなかった。

中国でのW杯では2年連続の銅メダルを獲得。準決勝では16年リオデジャネイロ五輪男子シングルス金メダリストの馬竜(中国)と対戦。一時、3-1と追い込んだがそこから3ゲーム連続で落とし、惜しくも3-4で敗れた。前年の同大会で勝っていただけに「2度同じ相手に負けないすごさを学んだ」と振り返った。

今後は来年1月の全日本選手権を最大の目標に年内のTリーグで実戦を重ね、調整する。【三須一紀】