甲南大がタイブレークを制し、2部トーナメントで優勝を果たした。

7点を追う第4クオーター(Q)、敵陣32ヤード付近から、3連続でWR富田幸生(3年)にパスをつなぎ、15ヤードまで前進。残り時間3秒で、QB山口真輝(3年)からTE水島鷹山(ようざん、4年)にパスがつながりTDを奪った。TFPも決め、04年のプレーオフ、関学-立命大戦以来のタイブレークに突入した。龍谷大の先攻で、20ヤード地点からFGを狙うも、富田がブロック。逆に甲南大がFGを決め勝利した。

TDを決めた水島は「龍谷大とは練習試合でいつも1本差とかだったので、(タイブレークは)想定していた」と語った。

今年は新型コロナウイルスの影響で1部との入れ替え戦はない。18年以来2年ぶりの1部復帰を目指していたが、「正直、モチベーションを保つのが難しくて。でも、2部で優勝を目指してがんばってきました。来年は入れ替え戦があるかはわからないが、絶対に勝ってほしい」と後輩に思いを託した。