同率2位で並ぶ同地区対決は、仙台89ERSが85-64で茨城ロボッツに先勝し、13勝5敗で東地区2位を死守した。序盤から攻守がかみ合い、ホーム3連勝。得点ランク1位のエリック・ジェイコブセン(26)が26得点17リバウンドのダブルダブルでビッグマン対決を制した。

スタートから気迫と執念が上回った。開始10秒、ジェイコブセンのシュートで先制し、4点目から8連続得点(3点シュート1本、フリースロー2本)でリードを広げた。守っては5分半まで3失点に抑え、第1クオーター(Q)で20点の大量リード。第3Q中盤にチーム5反則のファウルトラブルの窮地を背負ったが、最後まで主導権を手放さなかった。桶谷大ヘッドコーチ(HC、42)は「1、2Qは完璧に近い。第3Qは苦しかったが、よく乗り越えた」と評価。茨城グレスマンHCは「第1Qの差がゲームを決定づけた。同率の相手に危機感が足りなかった」と完敗を認めた。

1日が誕生日だった月野雅人主将も32歳になって初めての試合を勝利で飾った。前回ホームの第8節も金城茂之(36)と渡辺翔太(22)が誕生日ウイークに白星。今月は桶谷HCが23日、片岡大晴(34)が24日と、ともにホーム戦前後に誕生日を迎える。選手たちは「誕生日月間」を白星で飾るつもりだ。【佐々木雄高】