レーシングポイントのセルジオ・ペレスが参戦190戦目にして初優勝を飾った。2位にはルノーのエステバン・オコンが初表彰台を獲得、3位にはランス・ストロールが入りレーシングポイントがダブル表彰台を獲得した。
レースはメルセデスAMGのジョージ・ラッセルが大半をリード。しかし終盤に差し掛かった62周目にセーフティーカー導入となり、ここで大きなリードを築いていたメルセデスAMG勢が安全を見越してピットインしタイヤ交換。しかしこのタイヤが複数のセットが混在した状態となっており、先に交換したラッセルは再度のピットインと交換を余儀なくされ、直後に交換したバルテリ・ボッタスも確認に手間取った上にそのままのタイヤに戻してコース復帰したため、レース再開後はペースが大幅低下。ボッタスは8位、ラッセルは9位でフィニッシュするのがやっとだった。
ペレスは1周目のターン4でフェラーリのシャルル・ルクレールと接触してピットインを強いられ、最後尾からの追い上げ。しかしレーシングポイントの速さを生かして集団を抜いていき、最後は後続を寄せ付けることなく10秒差を付けてトップでチェッカードフラッグを受けた。ペレスは涙をにじませながらウイニングランを終えた。
「今は本当に言葉もない。F1デビューから10年、ずっとこの瞬間を夢見てきたんだ。何と言って良いのか分からないよ。1周目にレースは終わったと思ったけど、そこから諦めることなくプッシュし続けたんだ。今シーズンは不運も多かったけど、こうして素晴らしい結果を手にできてうれしいよ」
レッドブル・ホンダは、マックス・フェルスタッペンが好スタートを切ったもののペレスとルクレールの接触を避けようとしてタイヤバリアーにクラッシュ。アレクサンダー・アルボンは6位まで追い上げるのが精いっぱいで、アルファタウリ・ホンダ勢はダニール・クビアトが中断トップに付ける場面もあったものの、ピットストップのタイミングが悪く7位。ピエール・ガスリーは11位でレースを終えた。(米家峰起通信員)


