鹿屋体大が3-1で東海大に勝ち、4年ぶり4度目の優勝を飾った。

鹿屋体大は、強いサーブで攻撃のリズムを作った。準決勝で3連覇を目指した筑波大を破るなど快進撃を見せた勢いそのままに、2年生横山や3年生諸石らが鋭いサービスエースを決めて試合を有利に進めた。

決勝で先発したのはいずれも下級生。レギュラー争いをしていた主将の4年生、金本は10月の練習試合で右肩を痛め、一時戦列を離れた。大会に間に合わないことも想定、コート内外でチームを1つにまとめようと奮闘した。インカレが今季初の公式戦だったが、濱田監督は「大会を通して選手とチームが成長してくれた」。試合中盤に出場した金本も「後輩を信じていました。ここに来るまでいろいろあったけど、日本一になれてよかった」と声を震わせ涙を見せた。

◆女子個人表彰 ▽最優秀選手賞 金本彩花(鹿屋体大4年)▽敢闘賞 原田栞里(東海大4年)▽ベストスコアラー賞 古市梨乃(順大3年)▽スパイク賞 横山真奈(鹿屋体大2年)▽ブロック賞 横田紗椰香(東海大3年)▽サーブ賞 横山真奈(鹿屋体大2年)▽レシーブ賞 中島咲愛(鹿屋体大3年)▽セッター賞 東美奈(鹿屋体大3年)▽リベロ賞 大工園彩夏(鹿屋体大2年)▽優勝監督賞 浜田幸二(鹿屋体大)

<主催>日本バレーボール協会、全日本大学バレーボール連盟、朝日新聞社、日刊スポーツ新聞社、ジェイ・スポーツ<特別協賛>三基商事