昨シーズンVリーグ王者のジェイテクトが、パナソニックを3-1で下して初優勝を飾った。

2月に無観客で行われた昨季のVリーグファイナルステージ決勝と同じ顔合わせとなった一戦は、ジェイテクトが序盤から試合を優位に進め、天皇杯初の頂点に輝いた。

両者1セットずつ取った後、日本代表のエース、西田有志(20)が本領発揮した。2枚ブロックを物ともしない鋭いスパイク、相手のレシーブをはじき返す強烈なサーブ。西田を中心に攻撃を組み立て、昨季準優勝のパナソニックに流れを与えず。両チーム最多37得点(サービスエース、ブロック含む)した西田は優勝後のインタビューで「こうやって年内最後良い流れで終われた。お客さんの前で、選手として成長が見える試合ができた」と喜びを語った。

高橋慎治監督は「全員がアグレッシブな意識を持って最初から最後まで戦ってくれた」と選手の頑張りをねぎらった。【平山連】