3連覇を目指す16歳のアンナ・シェルバコワが80・31点で首位発進した。

昨季の世界ジュニア選手権女王で14歳のカミラ・ワリエワが79・99点で2位、14歳のダリア・ウサチョワが76・72点で3位。アレクサンドラ・トルソワが4位、エリザベータ・トゥクタミシェワが5位となった。

男子はミハイル・コリャダがフリーで4回転トーループを2度決め、前日のSPに続いて1位となり、合計296・15点で3大会ぶり3度目の優勝を果たした。

シェルバコワは11月に肺炎を患ってから初の大会だったが、SPで唯一の80点超えの演技で観客を魅了し、スタンディングオベーションを浴びた。「演技には満足だが(スピンでの)失敗もあった。明日(26日)のフリーで繰り返さないようにしたい」と自らを戒めた。

「まだ病気を完全に克服できたわけではない」と言う状況で高難度のルッツ-ループの2連続3回転ジャンプなどを決め、参考記録ながら自己ベストを上回った。「今できる最善のことをしたい」と、ハイレベルな争いでの3連覇に照準を合わせた。(共同)