女性問題で昨年末まで活動停止を受けた競泳男子の瀬戸大也(26)が、ジャパン・オープン(2月4~7日、東京アクアティクスセンター)にエントリーしたことが8日、分かった。種目は200メートル、400メートルの個人メドレー、200メートルバタフライの3つ。最初のレースは、大会第2日の2月4日に行われる本命の400メートル個人メドレー。出場すれば、昨年9月13日埼玉屋外AG大会以来144日ぶりの復帰レースになる。

<瀬戸大也の女性問題経緯>

◆昨年9月23日 「デイリー新潮」で女性問題が報じられる。

◆同24日 マネジメント会社を通じ「本当に申し訳ありませんでした」と謝罪のコメントを発表した。

◆同30日 ANAから所属契約を解除される。また日本オリンピック委員会「シンボルアスリート」と、東京五輪競泳日本代表主将の辞退を申し入れる。

◆同10月2日 「味の素」から広告出演契約を解除される。

◆同6日 日本水連の常務理事会で日本代表主将辞退と、日本短水路選手権の出場辞退を了承される。日本水連は倫理委員会で瀬戸の事情聴取を行った上で、処分を決めることを決定。

◆同12日 都内の日本水連で約1時間、倫理委員会の事情聴取を受ける。

◆同13日 日本水連が「年内の活動停止」などの処分を下す。「競技者資格規則」第2条(スポーツマンシップ)の「善良な市民、健全な社会人としての品性を保ち、市民社会における水泳スポーツの地位の向上に寄与すること」に違反したとされた。五輪代表内定は維持。瀬戸は「一からやり直す覚悟で真摯(しんし)に水泳と向き合っていきたいと思います。本当に申し訳ありませんでした」とコメントを発表した。