18年平昌五輪銀メダルの小平奈緒(34=相沢病院)は、1分14秒41で2位だった。

国内最高で優勝した高木美帆(26=日体大職)に1秒20及ばなかったが、シーズンベストを記録し、復調の兆しを見せた。

今大会は2人1組が時間差でスタートし、同時に4選手が滑走する「カルテットスタート」を採用。追い風を感じやすく、好記録が出やすいというスタートで「すごく良いタイムが出たというよりも、(昨年10月の)全日本距離別選手権よりも少し良かったという感じ。できとしては、プラス1秒の1分15秒41ぐらいの感覚」と振り返った。

今季は苦戦が続き、昨年12月から肉体を一から見直す「リセットプログラム」を敢行中。前日の500メートルでも、シーズンベストを記録するなど成果が徐々に表れている。1年後の北京五輪を見据え「限られた時間で過ぎていくものは取り戻せないので、最大限有意義に使っていきたい」と話した。