バスケットボールB3リーグ・ベルテックス静岡の村越圭佑(27=静岡市出身)がこのほど、同市立賤機(しずはた)中を今春卒業する生徒らに、思い出づくりと自分の将来を考えてもらうための「夢講座」をオンラインで行った。

プロ選手になる夢をかなえるために取り組んだこととして、どんな練習に対しても継続して何度も取り組んだことを伝え、「習慣化」することの大切さを説明。挫折を味わっても「諦めずにやり続けてほしい」と訴え、「今後も地元の子どもたちの憧れの存在になれるよう頑張りたい」と意気込んだ。

同講座には、B1川崎の青木保憲(25)もオンラインでゲスト出演。ラジオパーソナリティー山田門努(35)とNHK静岡の佐藤あゆみアナウンサー(27)も参加した。村越とともに、全員静岡市出身、賤機中・柴田邦彦校長の教え子という縁から、4人での講座が実現した。

青木は筑波大時代、同期3人の中で自分だけ試合に出られなかったり、ベンチ入りできなかった時期について語った。「何よりも悔しく、バスケから逃げたくなった」と振り返り、2人に追いつきたくて、チームの誰よりも練習したという。「目標に向かってしっかり取り組んでほしい。続けることは大事」と強調した。