高梨沙羅(24=クラレ)が合計224・1点で2位に入った。1回目は92・5メートルで4位発進。2回目に95・5メートルを飛び順位を上げた。今季7度目の表彰台に立ち、通算107度目でヤンネ・アホネン(フィンランド)が持つ歴代最多の108度に王手をかけた。さらにW杯個人総合でもクリジュナル(スロベニア)を逆転し、首位に浮上。4季ぶり5度目の個人総合Vに前進した。

直近の世界選手権(ドイツ・オーベルストドルフ)ではノーマルヒルで銅メダル、ラージヒルで銀メダルを獲得。ジャンプの内容が求めるスタイルに近づきつつあり「収穫が多かった」と充実の6度目の大会だった。W杯表彰台記録へ「もちろん記録も出したいけど、自分のジャンプの内容に集中したい。その集中の後に結果がついてきたらいい」と話していたが、今季残り3戦。達成は目の前だ。