競泳男子200メートル平泳ぎの前世界記録2分6秒67を持つ渡辺一平(24=トヨタ自動車)が23日、オンライン取材に応じた。代表選考を兼ねた日本選手権(4月3~10日、東京アクアティクスセンター)は100メートルと200メートル平泳ぎにエントリー。「(両種目で)自己ベストを出したい。200メートルは世界記録(2分6秒12)を視野にレース運びをしたい」と意気込んだ。

200メートルは、自己ベスト2分6秒74の20歳佐藤翔馬(東京SC)との勝負になる。「すごく刺激をもらっています。同期の武良(竜也)や(19年世界選手権代表)小日向(一輝)さんもいる。五輪表彰台レベルでないと、代表権がとれないレベルの高さ。こんなにわくわくできる、いい環境にある。これでこそ、日本のお家芸だと思う」とレースを心待ちにした。

2月のジャパン・オープンでは佐藤との対決に敗れた。一発勝負の選考会に向けて「世界記録で優勝したいと思います」とした。