19、20年全日本女王の紀平梨花(18=トヨタ自動車)は、最終滑走で登場して、79・08点で2位発進となった。

冒頭の3回転半も含めて、3つのジャンプはすべて着氷。演技後は右手をぐっと握った。「とりあえず3つのジャンプを下りられてよかった。すべてのジャンプが伸ばせるようなジャンプ。フリーに向けて、もっともっといい演技を目指したい」と話した。

今大会は無観客開催。選手は外部と遮断された「バブル」で行動している。

「ここまでこられたのはたくさんの方のおかげだな、感謝してやろうと思いました。この場で恩返しするしかないと思って、ジャンプに集中していった。まだまだSPが終わって改善するところがある。フリーは体力もきつくなるし、構成も1つミスが出ると、ドドドとミスが出るプログラム。気を引き締めていきたい」と話した。