男子日本代表は前日に続き、中国代表を下して2連勝を飾った。オポジットの西田有志(21=ジェイテクト)や高橋藍(19=日体大)がスピード感のある多彩な攻撃で相手の高さを克服し、3-1で勝利を収めた。

2メートル級の選手が多数メンバーに名を連ねる中国は、欧州強豪国とひけを取らない高さを誇る。前日の試合では「万里の長城」を思わせる高いブロックに、日本もつかまるシーンが目立った。

だが、この日は違った。被ブロックが少なくなり、スピードと多彩な攻撃で攻め立てるシーンが増えた。西田や高橋の強打で1、2セットを連取。3セット目こそ相手に序盤からリードを許して奪われたが、最終セットは奪い返し、前日に続き勝利した。

合流が遅れている主将の石川祐希(25=ミラノ)、コンディション不良でメンバー外となった柳田将洋(28=サントリー)が不在の中、西田に続き高橋、大塚、高梨ら若い力が大きくアピールした。新戦力も台頭し、今月末からイタリア・リミニで行われるネーションズリーグに向けて弾みをつけた。